ダイキ精工オープンファクトリー③
投稿日: 投稿者:齋藤早苗

2025年8月31日
アルミの組合せブロックゲームでものづくりのすごさを学ぶ
ダイキ精工では金型を作っていますが、その素材は硬質アルミという特別なアルミを使っています。金型を作るときには、金属材料の端材が出ます。それを活用して生まれたのが、自社製品の「アルミ風鈴」です。
アルミ風鈴以外にも端材を活用して作っているものがあり、それが「アルミのおもちゃ」になります。
パズルやコマ、ミニカー、ボードゲームなど、いろいろなおもちゃを試作していて、児童館などで子どもたちに遊んでもらう活動もしています。
そんなアルミのおもちゃの中から、「組合せブロック」を使ったゲームを考案しました。
この組合せブロックは、金型の技術を応用したもので、凸と凹のブロックの組合せを探して、はめて遊びます。
このブロックのおもちゃは、凸と凹がスッとはまるように、実は高い精度で作られていて、はめたときのスッ、ピタッの感覚が気持ちのよいブロックになっています。
また、方向をまちがえるときちんとはまらないように、隠れた工夫もされているため、あれ?あれ?となりながら、正しい方向を見つけたらスッとはまる楽しさもあります。
1回目のゲームは、スピードゲーム。
バラバラに置かれたブロックから、組合せを見つけて、正しい方向ではめ、それを積み上げていきます。みんなでワイワイしながら、ゲームを楽しみました。
2回目のゲームは、テクニックゲーム。
ブロックには、それぞれ点数がついていて、それは隠されています。チームで協力して、高い点数のブロックを集めるゲームです。
親子ペアの保護者の皆さんに、「ブロックの形状により、点数が違います。加工に時間がかかるなどコストがかかっているものが付加価値のあるもので、点数が高くなっています」というヒントを伝えます。
それをもとに親子チームで話し合い、どの組合せの点数が高そうかを考えて、ブロックを集めました。
制限時間内に集めたブロックの点数を確認したら、思ったより低くてがっかり・・・や、逆に高くてやったー!というものがあったり、とても盛り上がりました。
このゲームを通して、技術力の高さを知ってもらうことはもちろんですが、いろいろな工夫をしながら加工したものには価値があることも知ってもらうことができました。