ダイキネクスト誕生のストーリー①

① 自社製品開発のストーリー(アルミ風鈴)

2020年夏。
コロナ禍が猛威をふるい、世界中の活動がストップしました。

ダイキ精工も仕事が止まってしまい、どうしたものかと頭を抱えていました。
そんなとき、ふと眺めていたテレビでは、どこかの風鈴まつりのニュースが流れていました。

それを見ながら、社長の中であるアイデアがひらめきました。
「そういえば、アルミの風鈴って聞いたことないな。アルミで風鈴を作ってみたら、どんな音色がするだろう。ちょっと試しに作ってみよう」

社内には、金型製作に使う硬質アルミの端材がたくさんあります。
それを切削加工して、さっそく風鈴を作ってみました。
すると、とても心地よい音色が響いたのです。

仕事が止まっていたため、従業員みんなで、オリジナルのアルミ風鈴を製作する「ダイキ精工アルミ風鈴選手権」を開催しました。
すると、ユニークな形のアルミ風鈴が、たくさん生まれました。

風鈴は、神社や寺院の軒先に飾られる風鐸(ふうたく)がもとになり生まれたという説があります。
風鐸は、さまざまな災いから人々を守るために飾られると言われています。

時はコロナ禍。
皆さんの心も沈みがちな時でしたから、

私たちが作った「アルミ風鈴」を皆さんにも見ていただきたい
この心地よい音色を聞いてもらいたい
少しでもいやしになれば

そんな思いで、自社製品である「アルミ風鈴」を販売することにしました。
それが、自社製品開発のスタートとなりました。
地元の新聞に、私たちの新たな取り組みを記事にしていただき、ご覧になった方々から「がんばってね」と声をかけていただけたのが、とてもうれしかったです。

 

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